架空自転車旅行社「ひとつな」

「ひとつな」の中の人であり、同人サークル「沙杏院project.」の中の人でもある石谷玲(いしや れい)が独り言をつぶやいているブログです。

流れと試合を変えてしまった一つの新人投手のアクシデント(ホークス×ライオンズ)

それは8回裏のことでした。西武ピッチャーはアンダースローの新人牧田。牧田にホークスバッターは全く手が出ずヒット2本に抑えられてしまっていました。見えてきた新人初登板完封勝利。同じ西武の松坂が達成して以来の快挙まであと5人と迫った、そのときでした。バッター長谷川に対して四球でランナーを出してしまった後、何やらジェスチャーをベンチに投げます。そしてベンチの裏へ消えるルーキーピッチャー。何が起こったのか分かりませんでしたが完封目前のピッチャーがアクシデントで交代してしまいます。そして…
 
9番代打柴原の代打オーティズ 2ベースヒット→一死二三塁 0−2
1番川崎 四球→一死満塁 0−2
2番本多 センター前タイムリーヒット→一死満塁 1−2
3番内川 レフト前タイムリーヒット→一死満塁 2−2
4番カブレラ ピッチャーゴロ併殺打→チェンジ 2−2
 
たった十数分前まで独壇場だった牧田の勝ちはあっという間に無くなってしまいました。
 
この試合、結末は11回裏に訪れます。幕を引いたのは新助っ人であり、長年対戦チームの西武の主砲としてダイエーソフトバンクを苦しめてきたアレックス・カブレラ藤田太陽のフォークだけを狙っていたというカブレラは、そのフォークをどんぴしゃで拾い上げ、高々とボールをレフト中段に運んでくれました。チーム今季初本塁打は新外国人の挨拶代わりのサヨナラソロHRとなり歓喜の勝利をもたらしました。
 
このゲーム、注目すべき点はこの2点でしょう。
 ・初物牧田にとことん苦しめられる展開。新ホークスキラーの誕生を予感させる怖いルーキー。
 ・新戦力内川・カブレラがそれぞれ打点を挙げる。しかしそれ以外(強いて言えば更に本多以外)のバッターの成績が酷い。
牧田がそれまで献上した2安打、実はその内川とカブレラが打ったものであり、ともに今日の試合マルチ安打を記録しています。これを見ると補強は成功したようにも見えます。しかし二人以外のバッターは全く以て酷い成績。二人が加入したことによる化学反応は全く進んでいないように思えます。相乗効果と言えるものがないのです。それが目に見える形でファンに示されるまではチームは迷走していると言われてもおかしくないでしょう。
 
今日の勝利は大きなものです。しかし残念ながらチームを軌道に乗せる勝利とまでは行かないでしょう。我々は慎重にチームを見守る必要があると言うことです。まだ始まったはかりなのだから。