架空自転車旅行社「ひとつな」

本業会社員の兼業ブロガーです。興味を持っていることは、キャッシュレスな生活、旅、デジタルガジェット、グルメ、自転車(折りたたみ自転車、ロードバイク)、ライフスタイル(VAPE、文房具など)など。このブログはそんな多趣味なアラフォーの僕、石谷玲(いしやれい)が運営する『じぶんメディア』として、興味を持っている物全てに対して実際に体験したことを全方位で情報発信していく超・雑記ブログです。

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けものフレンズと私3

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けものフレンズの過去記事はこちら 

cycletourism.hatenablog.com

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衝撃的だった第11話と分かっていても感動した第12話

第11話、僕にとっては胸が締め付けられるほど苦しく辛い回でした。今までピンチらしいピンチのなかったかばんちゃん、サーバルちゃん、ボスのロードムービーが一転し絶体絶命のピンチになります。

「分かっていても感動した」と書いたのは、実は第12話放映前、けものフレンズBD付きオフィシャルガイドブック第1巻を発売日当日に(会社を昼にこっそり抜け出して川崎のヨドバシカメラまで行って)購入しまして。で、このガイドブックのたつき監督インタビューにて以下のコメントがあったのです。

あと第1話は全話の相似関係になっているようにも思います。かばんちゃんがサーバルに出会い、ゲートまで連れてってもらったところで「最終回っぽい!」と言う方もおられましたが、最後まで見た時に、それこそこれ(ガイドブック)を手にしてくれた人には、あそこの1話に全部があったのか!という気持ちになっていただける…かもしれません。

第1話の終盤、サーバルちゃんがセルリアンを倒す糸口が見つからず困っているところにかばんちゃんが紙飛行機で手助けをし、更にカバの助けもあって、サーバルちゃんとかばんちゃんはセルリアンを倒します。そして次のエリアであるじゃんぐるちほーに向けてサーバルちゃんと別れを惜しみ振り返りつつ最後は自分の脚で旅立ち…と思いきやその後もサーバルちゃんが一緒に付いてきてくれることになりました。それが相似形であるとしたら、おそらくこうなるであろうという仮説を立てました。

  • 困ったところに過去に出会ったフレンズが助けてくれる
  • 最後はかばんちゃんはジャパリパークから旅立つ
  • サーバルちゃんが付いてくる

これが実際どうなったかはみなさんご存じだと思います。また、旅立ちに関しては「けものフレンズ」OPの「ようこそジャパリパークへ」の最後の歌詞にもEDの「ぼくのフレンド」の2番以降の歌詞にもそれを示唆するものがあるんです。なのでこの展開は間違いないと思ってました。

ララララ ラララララ 素敵な旅立ち ようこそジャパリパーク!

(「けものフレンズ」OP「ようこそジャパリパークへ」)

時が経つのは早いもので

別れの季節が顔を出す

積み上げてきたものがやけに

涙を誘うんだ

(「けものフレンズ」ED「ぼくのフレンド」)

余談ですが「ぼくのフレンド」だと、このフレーズも最終回見た後だと感慨深いですね。

つまりはこれからもどうかよろしくね

話を第12話に戻すと、1話に登場しかばんちゃんがサーバルちゃんを助けた紙飛行機を、サーバルちゃんは苦手な火を付けて飛ばします(第1話のSEそのままに)。ここのシーンを見て「ああっ!やられた!ここまで第1話の伏線だったのか!」と。ここまでは全く予想していませんでした。あのヨレヨレのパンフレットの紙飛行機は、たつき監督はじめとする「けものフレンズ」制作陣は常に私たちの想像を遙かに超えることをやってくれる、たつき監督を信じて良かった!と思わせてくれました。

 

第12話の最後のシーンでサーバルちゃんも「みんな」とともにかばんちゃんの後を追う決意をします。このツイートは第12話のラスト、かばんちゃんがバスを改造して作った船で旅立ち、桟橋の上で見送ったフレンズたちが次々に帰ろうとするシーンで書いたものです。

 この「あともう一つ足りな」かったピースは、その直後に足漕ぎ音とともに埋まることになりました。これをツイートした理由は、まさに先ほど書いた仮説のためでした。

3人が3人とも自己犠牲を決心した

横転し使えなくなったバスから放り出された3人のうち動けたサーバルちゃんがかばんちゃんとボスを助け、自分は黒いセルリアンに取り込まれてしまいます。そんなサーバルちゃんをかばんちゃんが助けるために、今までサーバルちゃんやフレンズ達に教えてもらったこと(木登りとか泳ぎも?)を駆使しサーバルちゃんを救い出した後、自分はサーバルちゃんから黒いセルリアンの目を逸らさせるために犠牲となります。そして最後に12話で、ボスは自ら火を放たれた船に残り、黒いセルリアンを海に落とすために船を動かし、海の藻屑と消えてしまいます。

今まで一緒に旅をしてきたかばんちゃん、サーバルちゃん、ボスが3人とも自己犠牲を決心したのは、ヒトならではの行動なのかもしれません。とすると、かばんちゃんはともかく、元々動物であるサーバルちゃん、ロボットであるボスまでもこのような(ヒトのような)行動に出たのは私には本当に衝撃的でした。フレンズやガイドロボットの垣根を越えたこの3人の絆を強く感じた瞬間でもありました。ただただ苦しい第11話のEDでした。癒やしに思われた次回予告のPPPまでも不在でしたし(笑)。

10回以上観てるけど必ず泣くサーバルちゃんの「返してよ!」

つい先日4/15(土)、けものフレンズ最終回見逃し上映会が昼夜2部制で催され、両方とも当選してしまったので昼からずっとけもフレ漬けになってきたのですが、そんな人前で観ても必ず泣く場面が私にはあります。第12話のサーバルちゃんとヒグマが黒いセルリアンと対峙する場面、黒いセルリアンからかばんちゃんのかばんが落下してきたのを見た時にサーバルちゃんの目が見開いてからサーバルちゃんが「返してよ!」と叫ぶ場面のサーバルちゃんの心情を察するとあまりに辛くて涙が止まらないのです。これ書くためにテレビ東京運営のあにてれで第12話観てますが今の時点で涙があふれてます。第12話を初めて見てから何回かは動悸が収まらなくて号泣しました。感情移入しすぎて冷静じゃ居られなくなってしまいました。

「困難は群れで分け合え」

第11話でアライさんがかばんさんの言葉として言った「困難は群れで分け合え」。これは未だ謎のままとなっていると思います。これを言ったのは立場的にミライさんかな?だとしたらミライさんの言葉を直接アライさんに話せるのは誰だろう、ツチノコかな?とかそういうところは追々分かるかもしれませんし分からないかもしれません。それは置いておいて、第12話ではこの島の長であるはかせとともにやってきたじょしゅが「我々の群れとしての強さを見せるのです」と言い放ちます。この後のフレンズ総登場と白抜きタイトルロゴのシーンが圧巻でこれまた涙を誘うのですが、結果としてフレンズはそれぞれの得意なことを駆使して黒いセルリアンからかばんちゃん(らしきもの)の奪還に成功しますし、前述の通りボスの犠牲もあって黒いセルリアンは海に落ち島と化し、「パークの危機」はひとまず去ることとなりました。

「不思議なこと沢山ひらめいてとても器用な」ヒトはセルリアン駆除に失敗しジャパリパークを放棄し島を去りました。一方でフレンズはこのようにセルリアンを退治し生態を保っています。この差は何だったのだろうと考えた時、それこそが「群れとしての強さ」なのかなと感じました。第11話でミライさんが「フレンズの皆さんを避難させてからとは言え、この島にあんなものを」と危惧し、そこに爆撃機らしきものの残骸が見えているところから推測すると、ヒトは必ずしも一枚岩でセルリアン退治に臨んではいなかったように思います。そのヒトの思惑のズレがセルリアン退治の失敗に繋がったと考えると、フレンズが今までセルリアンに打ち勝って生きてこれたのは「困難は群れで分け合え」たからなのかもしれません。まあ生きてこれたと言っても、セルリアンに食われて元の動物に戻ってもサンドスターの力で再びフレンズ化できるんだろうなあとも思いますので確かな事実でもないのですが…。

残念ながら現実世界、ヒトの世界はフレンズの世界、ジャパリパークのようにそれぞれ得意なことは違うからと短所を責めず長所を褒め合うような世界ではありません。困難は他人に押しつけ他人に解決させるような世界です。いいトシしていじめをやったりそんな人を擁護したりする人が少なくない世界です。「けものフレンズ」を観ていると、そりゃヒトはセルリアンに負けるよと溜息をつかずには居られないのです。その意味で「けものフレンズ」は非常にリアリティのある作品だったと私は思っていますし、共感できることが本当に多い作品だったと思っています。

 

「けものフレンズ」に関する個人的な思いは今回で最後かな?また思いついたら書きます。

タイトル画像は完全にけものフレンズ沼にどっぷり浸かってしまったあと、最終回前の3/25に地元立川のゲーマーズで買った「ようこそジャパリパークへ」の初回版CDと「ぼくのフレンド」の入ったみゆはんのデビューアルバム「自己スキーマ」の初回版CDです。この時期まで初回版が残っているなんて思いも寄らなかったです。けものフレンズのブームって見極めが難しいんですよね。 

ようこそジャパリパークへ(初回限定盤)

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ようこそジャパリパークへ

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自己スキーマ【初回限定盤】(CD+グッズ)

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自己スキーマ【通常盤】

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